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生涯で自動車を保有し続けるコストは3000万以上!?

住んでいる場所によっては生活に欠かすことのできない自動車。車を購入し維持していくためには多くのお金が必要です。生涯でどのくらいのお金が必要になるか計算してみます。

 

自動車保有・維持に必要な費用

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お金のかかる要素として下記7点を考えていきます。

①自動車の購入代金

②駐車場代

③ガソリン代

④保険料

車検費用

⑥税金

⑦消耗品(オイル、ワイパー、タイヤ等)

 

自動車の購入代金が大半を占めており、車を保有し続けることに対するコストは車の価格に大きく左右されます。前提条件は下記を参照ください。

①自動車の購入代金

車の価格は何千万もする高級車から、タダ同然の中古車まで様々です。無理なく購入・維持できる自動車の価格は年収の半分程度と言われていることから、日本の平均年収である約450万円より220万円で計算します。

車は10年間使用し、その間に有償となる修理が無いと仮定すると1年あたりのコストは22万円となります。

②駐車場代

地方の平均的な価格は月5000円。1年あたりのコストは6万円とします

③ガソリン代

車を片道10kmの通勤に使用し燃費を15km/ℓ、ガソリン代を150円/ℓと仮定します。往復20kmを週に5日(月に20日)通勤すると月に通勤で400km。休日は1日25kmとし、月に8日の休みがあるとすると休日に200km。

合計600kmを150円/ℓのガソリン代で計算すると月6000円で1年あたりのコストは7.2万円とします

④保険料

乗っている車や年齢、車両保険の有無、保険の等級によって大きく値段が変わります。

SBI損保のHPによると年間にかかる年齢別の保険料平均額は下記の通りです。

25歳 69,243円(車両保険ありの場合120,671円)

30歳 39,488円(車両保険ありの場合68,313円)

35歳 38,027円(車両保険ありの場合67,141円)

40歳 39,322円(車両保険ありの場合67,874円)

若いうちは保険料が高く、40台以上になると車のランクが上がり少し保険料が上がる傾向があるようです。車両保険有で考えると、1年あたりのコストは6.8万円とします。

車検費用

車検費用はの大きな内訳は税金・検査費用・部品代(工賃含む)です。

自動車の種類によって値段は様々で、軽自動車と外車ではまったく違ってきます。

また、ブレーキパッドやバッテリーを交換するかどうかで、値段はかなり前後します。

今回は1回の車検費用を12万とし、2年に1回であることを考慮して1年あたりのコストは6万円とします。

⑥税金

車検時にも税金がかかりますが、毎年5月の上旬ごろに自動車税の支払いがあります。

排気量の大きさによって変わりますが、1年あたりのコストは4万円とします。

参考:自動車税の金額・早見表:自動車税info

⑦消耗品(オイル、ワイパー、タイヤ等)

代表的な部品代を考えます。

・オイル交換:年に2回 0.4万円×2=0.8万円

・オイルエレメント交換:年に1回 0.4万円

・タイヤ交換:5年に1回  6万円 / 5 =1.2万円

・ウォッシャー液、ワイパーゴム:0.1万円

上記を合計し、1年あたりのコストは2.5万円とします。

 

自動車は保有するした方がお得?

①~⑦を合計すると自動車を保有することでかかるコストは年間54.5万円。1週間あたり10,480円です。週に1回程度の近距離利用であれば、タクシーの方が安そうですね。

18歳で免許を取得し、75歳で返納する場合、57年間車を維持することになります。年間54.5万円 × 57年間で生涯で約3,100万円となります。

 

車両代や駐車場代を安めに見積もっているので、都内在住で駐車場代が高かったり、高級車を購入すると費用は跳ね上がります。また、地方では車を2台以上所有するのも一般的です。

 

生涯の自動車にかかるコストを抑えるには、割合の大きい自動車の購入費用を抑えることが重要と言えそうです。